私について
1984年、愛媛県四国中央市に生まれる。生まれつき「脳動静脈奇形」という病気であったことは、当時、私も家族も知らず、何不自由なく元気に学生時代を過ごす。
その後、美容学校を卒業し、結婚・第一子を出産。やりがいのある仕事にも就き、充実した日々を送っていた。
しかし第二子妊娠中、急に激しい頭痛に襲われ、救急車で搬送された所から記憶はなく・・・気づいたときには「高次脳機能障害」「半盲」という後遺症が残っていた。
リハビリに励みながらも障がいをなかなか受け止められず葛藤する日々・・・
「目に見えない障がい」と向き合いながらの第二子育児に四苦八苦。
また、仕事復帰を果たすも、追い打ちをかけるように「てんかん」を発症。自分の障がいをオープンにしていなかったこともあり、周囲の理解を得られず退職。
そこから自宅に引きこもる日々が続き、自問自答すること約2年。障がいと向き合う今の私だからできる事があるのではないかと考え、再び社会復帰を目指す。
しかし、〝障がい者の就職〟という新たな壁にぶち当たりながらも 、障がい者雇用枠で行政職員として就職が決定。そこで、「目に見えない障がい」を知ってもらうため職員研修をしたことをきっかけに、各方面から講演依頼が殺到するようになる。
【 私の使命 】
①「目に見えない障がい」を正しく知ってもらうこと
②「目に見えない障がい」のある人と、社会をつなぐかけはしになること
③障がいが残ったとしても”働きたい!”の熱い気持ちに寄り添い背中を押すこと
現在は、当事者サポートのほか、企業・学校など県内外で講演活動を行っている。
代表あいさつ
はじめまして、かけはしプロジェクト代表 北島麻衣子です。
こちらのホームページに出会い、目を通してくださっていること、誠にありがとうございます。
私は「目に見えない障がい」を抱えてから、何度も葛藤を繰り返してきました。
ですが今は、”自分だからできること”があると信じて、障がいがある方のサポートや講演活動を行っています。
【 いま、一人で悩まれているあなたや支えられているご家族の方へ 】
これまで様々な困難と向き合ってきましたが、一歩先をいく身としてあなたに寄り添い、個別の相談に対応し、一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメイドのサポートをいたします。
【子育てママへ】
だれとも共有できない孤独や悩みを抱えていませんか?
同じ立場として耳を傾け、必要に応じて適切な社会資源にお繋ぎいたします。
【障がいのある方を積極的に雇用したいと考えている企業の方へ】
人と人が補い合う、あたたかい社会の実現に向け、一緒に考えていきませんか?
私は障がいと向き合いながら社会復帰を果たしたからこそ、伝えられるアドバイスがあります。
障がいがある人もない人も、働きやすい環境を一緒に作っていきませんか?
【支援機関の方へ】
私自身、さまざまな支援機関のサポートのおかげで今に至ります。 障がいのある私たちにとって、就きたい仕事に就き、自立することはとても重要です。
しかし、目に見えない障がい(精神障害)のある方の就労は、とても難しいのが現状です。ですが、自身がそうであったように、当事者や職場の理解があれば就労は可能です。 そのヒントやアドバイスをお伝えいたします。
【 教育機関の方へ 】
障がいのあるなしに関わらず、私たちは誰一人として同じ人はいません。大事なのは、「ちがい」はそれぞれその人のカラー、個性であるということ。お互いを思いやり、個性を認め合うことができる社会は誰にとっても安心して暮らすことのできる温かい社会です。 多様な働き方が求められるこれからの社会を担う子どもたちが、小さい頃から障がいのある私たちと関わり、ふれあい、知ることが大切だと思っています。 人権教室や親子の人権学習会などで、一緒に障がいについて正しく学びませんか?
私は障がい者であるまえに、一人の人間です。
そして、社会の一員です。
当たり前の生活を送ることができる社会を、共に目指していきましょう。
経歴
- 穴吹ビューティカレッジ・ビューティーコーディネーター学科卒業
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メイクで自分に自信をつけるため、美容の道に進む。そこで、メイク・エステ・ネイルの技術を学ぶ。
- 結婚、第一子出産
- 事務職員として勤務
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事務職員として約5年働く。”ここで一生働きたい”と思うほどやりがいを感じ、働いていた。
- 先天性脳動静脈奇形手術(妊娠4ヶ月の時)
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生まれつきもっていた 「先天性脳動静脈奇形」から脳出血を起こして、緊急手術となる。術後、「高次脳機能障害」「半盲」という障がいが残り、リハビリ生活を送る。
- 第二子出産
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自宅での生活に戻り、無事、第二子を出産する。しかし、生活面で多くのできないことに直面したうえ、子どものオムツ交換や衣服の着脱にも苦戦する・・・。家族のサポートなしでは身の回りのことも子育ても、1人では何もできない日々を過ごす。
- 前職に復帰
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育休後、仕事復帰をする。そのタイミングで自立をするため、義両親との同居生活から家族4人での生活に挑戦する。しかし、仕事面では以前のように職務をこなせず、社会復帰の大変さを知る。
- 「てんかん」発症と引きこもり生活
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追い打ちをかけるように「てんかん」を発症。職場では、自分の障がいをオープンにしていなかったこともあり、周囲の理解を得られず退職。そこから約2年間引きこもり生活を送る。 しかし、次第に”自分はこれからどう生きていきたいのか” を自問自答を繰り返すようになり、”私だからできることがあるのでは?” ”私が社会復帰をすることで、同じ「目に見えない障がい」をもっている人やその家族を勇気づけられるのでは?”と考えられるようになる。
- 再び社会復帰を目指す
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再び社会復帰を目指すが、障がい者の就職先が少なく、これまでのキャリアを生かせる仕事や、就きたい仕事に就けないという問題に直面する。
- 行政職員として就職
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就きたい仕事に就けない状況に、一度は就職を諦めたが、「障がい者雇用枠」で行政職員として就職が決まる。
- 職場で人権研修を行う
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自分の障がいをこれまでオープンにしてこなかったが、障がいについて自分の言葉で同僚に話すことを決意する。そこから「目に見えない障がい=高次脳機能障害」に対する理解は深まり、当時に障がいのある人に対する意識が変わり始める。そこから、当事者や企業・支援者・学校から講演依頼が多数くるようになる。
- かけはしプロジェクト発足( 2021年3月 )
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私が目指すビジョン(こんな社会にしたい)は…
突然の病気やケガによる脳損傷で生活が一変してしまった女性や子育てママが社会参加を妨げられず、
安心感と充実感を持って日々を楽しみ豊かな人生の実現すること。
①「目に見えない障がい」を正しく知ってもらうこと
②「目に見えない障がい」のある人と、社会をつなぐかけはしになること
③障がいが残ったとしても”働きたい!”の熱い気持ちに寄り添い背中を押すことと感じ、本格的に活動を開始する。(2021年8月 退職)
会社概要
事業名 | かけはしプロジェクト |
事業内容 | 講演活動/メイクレッスン/オンラインサークル |
設立年月日 | 2021年3月 |
所在地 | 徳島県 |
代表者氏名 | 北島麻衣子 |
資格と参画活動
- 2003年 サービス接遇実務検定試験2級
- 2003年 日本エステティック協会主催 認定エステティシャン資格取得試験合格
- 2003年 日本アロマコーディネーター協会主催 アロマコーディネーターライセンス認定試験合格
- 2003年 文部科学省認定 ファッションコーディネート色彩能力検定3級合格
- 2004年 日本ネイリスト協会主催 ネイリスト技能検定試験3級合格
- 2017年 精神障がい者支援関係職員研修修了
- 2017年 精神・発達障害者しごとサポーター養成講座修了
- 2021年〜 徳島県社会福祉審議会委員
- 2021年〜2022年3月 つながり支援 ピアサポートとくしまピアサポーター
- 2022年~ 徳島県総合計画審議会専門委員
- 2022年~ 高次脳機能障がい 徳島家族会「すだち」事務局員
メディア掲載
・2021年3月 徳島新聞掲載
・2021年7月 徳島新聞掲載