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想いをカタチに⑩

出産と育児休暇期間が終わり、以前の職場に復帰しました。
前と同じように働けると思っていたのが大間違いで、この障がいと
向き合いながら働くことの大変さを知りました。
当たり前のようにできていた伝票作成、電話応対、来客応対、仕事の段取りなど
全く出来ない!!え!?どういうこと!?頭がついていかない。
伝票打ち込む時って何からしてたっけ?電話の内容聞き取れない。
メモできない。
前と同じようにしようと頑張るほど肉体的にも精神的にも辛かった。
できない自分を追い込みすぎた結果、また新たな病気を発症してしまい
入院することになってしまいました。
それが『てんかん』です。
突然、
吐き気に襲われその場から動けなくなりA病院に運ばれ診察を受け
自宅に帰ったけれど症状は全くよくならずB病院に約2か月入院。
吐き気、頭重感、目がチカチカするなどの症状で食事もとれませんでした。
せっかく社会復帰まで回復したのに。
また入院生活。
また。
まだ1歳ちょっとの息子や小学生の長女とまた離れ離れにならないといけない。
その辛さは言葉では表現できませんでした。
それに加えてさらに辛かったこと。
それは、以前のリハビリで回復していた症状がほとんど振り出しに戻ってしまって
いたことでした。
てんかんの症状が落ち着くまでは治療。その後リハビリへ移行ということになりました。
正直、この時はまたリハビリ頑張ろうなんて思えませんでした。
『もうリハビリなんかしたくない。またあの辛いリハビリ繰り返したくない。』
リハビリってこんな辛いんだ!ってことを一度身をもって知っているからこそ
前向きになれませんでした。

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