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同名半盲情報の少なさで思う事🌈

こんばんは!かけはしプロジェクト代表北島です。
普段、高次脳機能障がいについてお話しすることが多いのですが、今日は「同名半盲」について話したいなと思います。
私は、10万人に1人という病気の「脳動静脈奇形」により脳内出血を発症。
その結果、多くの障がいが残りました。「同名半盲」がその一つ。
私の場合は、両目の右側が見えない「右同名半盲」です。
集中治療室で目を覚ました時、子どもの声が右側から聞こえているのに見えない。。「なんでだろう。。」
開頭手術を終えたばかりの私は頭を右に向ける事ができず、目を右側に向けるとようやく顔を見ることができました。
その後、目の前に出された料理の右側にあるものに気づかず食べずに残す。などがあったので、検査を受けて「右同名半盲」という診断が出ました。
この障がいは完治することはありません。
脳を損傷したことが原因なので、眼鏡でどうにかなるというものでもないんです。そして、これ!といったリハビリ方法がないんです。
私の場合は、空間認知機能が低下していたこともあって、階段の踏み外すといったことがあって、リハビリスタッフに付き添ってもらいながら病院の階段の上り下りなどの訓練をしました。
あとは、「見えていない部分があることを常に意識して動くこと」「自分の右側に物を置かない」「右手を使って右側に当たるものがないか確認しながら動く」など、自分なりの方法を見つけるしかない障がいです。
慣れるまでに時間はかかりましたが、今では見えていない部分があると周りからは気づかれないくらいだと思います。
もし、このかけはしプロジェクトのHPを見て下さっている方の中で、「半盲で過ごす際に気を付けることって何だろう。役立つ情報を知りたい。」という方がいらしたら、いつでもご連絡ください。
私なりにどんなことに気を付けながら生活しているのか、身体障害者手帳取得の流れなどお伝えできることがあると思います。いつでも気軽に繋がって下さいね🌈

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